ランフラットタイヤはデメリットばかりなのか

欧州車を中心に「ランフラットタイヤ」を採用しているクルマがあります。

「ランフラットタイヤ」はその「メリット」よりも「デメリット」の方がクローズアップされるため、良い印象がありません。

本当にそうなのでしょうか？

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ランフラットタイヤとは

「ランフラットタイヤ」はパンクをした場合でも一定の距離を走ることを可能にしたタイヤです。

一般利用でいうと高速道路でパンクした場合のリスクを軽減したり、走行不能が許されない軍事車両に採用されたりという目的で開発がされました。

量産車では1987年のポルシェ959に採用されたのが初めてとのことです。

タイヤのサイドウォールを補強することでそれを実現しています。

ランフラットタイヤのメリット

安全面

パンクしても一定距離を走行できるため、安全な場所まで避難することができます。

路上でタイヤ交換をする必要やレッカーを待つ必要がないため、事故に巻き込まれるリスクを軽減できます。

機能面

「スペアタイヤ」が不要になるため、トランクのスペースが有効活用できることで、荷物が載る量が増えたり、クルマ自体のデザインの自由度が増します。

環境面

大多数が使わずに廃棄することになる「スペアタイヤ」や「ホイール」を制作する必要がなく省資源化に貢献ができます。

ランフラットタイヤのデメリット

乗り心地

構造上、タイヤのサイドウォールを補強する必要があるため、必然的にゴムを硬くする必要があります。

最近では技術も進歩してだいぶ硬くなくなったとは言われますが、一般的なタイヤと比較するとまだ硬いと言わざるを得ません。

私も複数台ランフラットタイヤが装着された車を乗りましたが、やはり硬くて乗り心地が悪いです。

価格が高い

高機能タイヤであることから当然価格が高くなります。

輸入車に採用されることが多いため、幅広かつ低扁平率のタイヤとなるたため、非常に高価となります。

有事の際にメリットがあるとはわかりつつも、乗り心地が悪くて価格が高いというデメリットの方が際立ってしまいます。

私も含めてランフラットタイヤ装着車にお乗りの方は、多くの方が同じ悩みを抱えていると思います。

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私がランフラットタイヤに助けられたこと

私も例に漏れずそのデメリットから「ランフラットタイヤ」にネガなイメージを持っており、タイヤ交換の際は一般タイヤに切り替えようと考えていました。

そのような矢先に「ランフラットタイヤ」に救われた経験をしましたのでご紹介します。「ランフラットタイヤ」のメリット素晴らしいです。

温泉に行く途中の初めて通る道でのことです。前方に違和感を感じハンドルを切るも間に合わず、強い衝撃を受けました「ガタン！」。その後ミラーで確認した所、何かを踏んだわけでは無さそうでしたのでそのまま走行を続けました。

約10km離れた場所で突然インパネに「真っ赤なエラー表示（空気圧が低いというエラーです）」が点灯しました。当然ですが突然点灯するのでビックリします。

「まさかあの時の衝撃か」と思って安全な場所にクルマを止めてタイヤを確認します。

ご覧の通り「サイドウォール」が裂けています。「シュー」と空気が漏れる音がしています。

サイドウォールが避けているなんて体験は当然したことがないため驚くとともに、このような状態で10km弱走行できた「ランフラットタイヤ」にも驚きです。

応急処置をした後に先ほど衝撃があった現場に戻ります。見てみた所、こんなに大きな穴が空いていました。

「ランフラットタイヤ」に助けられました。道路のメンテナンス不足により、温泉旅行の貴重な時間を数時間取られることになりましたが、今後のクルマ人生としては良い経験をしました。

ランフラットタイヤのデメリット解消方法

「ランフラットタイヤ」に救われた私は「ランフラットタイヤ」が標準装備のクルマに乗る時は「ランフラットタイヤ」に乗ると決めています。デメリットである「乗り心地」も我慢です。

「乗り心地」は個人の力ではどうにもならないのですが、もう１つのデメリットである「価格が高い」という点は解消することができます。

それはタイヤの購入方法を変えることです。

タイヤを購入する際には通常、「ディーラー」「タイヤ屋さん」などにクルマを持ち込んで購入・交換することになります。

この方法ですと「デメリット」の通り非常に高価です。「ディーラー」の見積もりを見ると不信感を抱くほど高価です。

そこで私が解決した方法はこちらです。ECサイトでの購入です。

ECサイトでは非常に安価にタイヤを購入することができます。なんとなく不安であった製造年月日も驚くほど最近に製作されたタイヤが到着します。「安くて良いタイヤ」です。

続いて、インターネットでタイヤを購入した課題の課題である「取付け」は、持込タイヤOKの取付けサービスを利用します。

こちらの記事で私の体験記をお届けしていますので、是非ご覧ください。本当にオススメです。

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まとめ

「ランフラットタイヤ」は「デメリット」が強調され嫌われがちな商品ですが、今回ご紹介した購入方法を活用すればで「デメリット」の大部分は解消され「メリット」を教授することができます。

「ランフラットタイヤ」を交換される時は一度検討することをオススメします。