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エクストレイル e-4ORCEの乗り心地は?家族で試乗|後席・揺れ・車酔いも確認

日産エクストレイル G e-4ORCEのフロントと足まわり Cars

日産エクストレイル G e-4ORCEを家族で一般道を中心に試乗しました。

乗り心地はかなり好印象でした。

道路の継ぎ目や段差を越えれば、路面からの入力は伝わります。それでも車体がフワフワと動き続けず、段差を越えたら一度でスッと収まる。この感覚が印象に残りました。

さらに驚いたのが、交差点やカーブで向きを変えたときの身のこなしです。大きなSUVを動かしているというより、フロントがしっかり路面を捉え、スッと向きを変えていく。段差での落ち着きと、この軽快な動きが両立していました。

後席の家族からの評価もよく、一般道では車酔いにつながるような揺れも気になりませんでした。

高速道路は走っていないため、この記事では一般道で確認できた段差の収まり、硬さ、コーナーでの動き、後席の快適性、車酔いを中心に紹介します。

発進や加速、取り回しなどクルマ全体の印象は、「日産エクストレイル G e-4ORCEの総合試乗レビュー」で詳しくまとめています。

段差は「コトン」で終わり、揺れが残りにくかった

日産エクストレイル G e-4ORCEのフロントと足まわり

一番印象に残ったのは、段差を越えたあとの車体の動きです。

道路の継ぎ目や少し大きめの入力では、「コトン、コトン」と路面からの感触は伝わってきます。

ところが、そのあとにもう一度大きく揺り返す感じがありません。

段差を越える。
車体が動く。
そこで収まる。

路面からの入力を完全に消すのではなく、入力を受けたあとの車体の動きを長く残さない。この一連の動きが自然でした。

以前乗ったGLC350eでは、路面によって車体中央付近の重さとともに「ぐーわん」と揺れが残るように感じる場面がありました。エクストレイルではその感覚がかなり少なく、車体が早く落ち着きます。

GLC350eを実際に運転して感じた重量感と乗り心地」については、別の記事で詳しく紹介しています。

硬すぎず、柔らかすぎない

揺れの少なさは、足まわりを硬く締め上げて作った感覚でもありませんでした。

段差の感触は伝わる。必要なだけ車体も動く。それでも次の動きまで引きずらない。

硬すぎず、柔らかすぎず、姿勢が早く決まる。

大きなSUVにありがちなフワフワした動きが少なく、かといって段差で身構えるような硬さもありません。このバランスが一般道での乗りやすさにつながっていました。

日産エクストレイル G e-4ORCEのタイヤとアルミホイール

交差点で驚いた、SUVらしくない軽い身のこなし

段差での乗り心地だけでなく、もう一つ強く印象に残った場面があります。

交差点で少しテンポよく向きを変えたときです。

ブレーキからステアリング操作へ移ると、車体の重さがただ外側へ流れていくのではなく、フロントがスッと路面を捉えました。

車体の前側へ自然に荷重が移り、フロントタイヤにしっかり荷重が乗ったまま、きれいに向きを変えていく。そして向きが変わったところからアクセルを踏むと、そのまま気持ちよく加速へつながっていきます。

約1.9トン級のSUVを動かしているというより、もっと軽いクルマを操っているような感覚でした。この瞬間だけを切り取ると、ライトウェイトスポーツを運転しているときのような、クルマの動きの素直さがあります。

段差を越えたあとに余計な揺れを残さないことと、コーナーでも姿勢が自然に決まり、そのまま加速へつながること。この二つが、エクストレイルを実際の車重以上に軽く感じさせているのかもしれません。

日産の公式説明では、e-4ORCEは前後のモーター駆動力とブレーキを統合制御し、路面や走行状況に応じてタイヤのグリップを引き出す技術とされています。さらに、前後モーターの駆動力と回生ブレーキを制御することで、減速時の前後方向の揺れを抑えることも特徴です

今回の体験では、そうした技術説明を知識として理解するより先に、「この大きさなのに、ずいぶん軽やかに曲がる」「段差のあとも動きが残らない」という感覚が残りました。

後席の乗り心地も家族から好評だった

運転席だけではなく、家族にも後席に乗ってもらいました。

後席は足元を含めて広く、窮屈さは感じにくい空間です。一般道を走った範囲では、乗り心地について大きな不満もありませんでした。

家族で使うSUVでは、運転席だけでなく後席の感覚も重要です。運転席では次に来るカーブや段差をある程度予測できますが、後席はクルマの動きを受ける側になります。

その後席でも大きな揺れや不快感が目立たず、運転席で感じた「揺れが残りにくい」という印象と家族の評価が大きくズレなかったことも好印象でした。

日産エクストレイル G e-4ORCEのインテリア

エクストレイルは車酔いしにくい?

今回、家族に車酔いの兆候はありませんでした。

高速道路や長時間走行は未確認ですが、一般道では段差後の揺れが長く残らず、大きなロールやフワフワした動きも気になりませんでした。後席から乗り心地への大きな不満もありません。

家族で長距離移動するクルマとして考えるなら、次に確認したいのは高速道路や渋滞を含めた乗り心地です。

以前のCX-60試乗と比べると、揺れの収まり方が違った

乗り心地を考えていると、以前同じ家族で乗ったCX-60 3.3ディーゼルとの違いもはっきりしました。

CX-60では、路面からの入力だけでなく、その後も身体が上下方向へ動かされる感覚があり、家族にも車酔いがありました。

エクストレイルで違いを感じたのは、入力そのものより、そのあとの車体の動きです。「コトン」と入力があっても、そのあとまで揺れを引きずりにくい。車体の向きを変えたときも、大きさや重さを意識するより先にクルマが動いてくれます。

同じ家族で乗ったSUVでも、乗員へ伝わってくる動きにはかなり違いがありました。

CX-60 3.3ディーゼルを家族で試乗して感じた乗り心地」についても、実体験をまとめています。

日産エクストレイル G e-4ORCEのリアデザイン

エクストレイル e-4ORCEの乗り心地をどう評価するか

エクストレイル G e-4ORCEで特に印象に残ったのは、車体の動きが一度で決まる感覚でした。

段差を越えれば、コトンと動いて収まる。
交差点では、フロントが路面を捉えてスッと向きを変える。
そのあとも余計な重さを引きずらず、自然に加速へ移っていく。

約1.9トン級のSUVでありながら、大きさや重さよりも軽快さが先に伝わってきます。後席にも十分な広さがあり、家族からの印象も良好でした。

大きなSUVなのに軽く動き、しかも落ち着いている。

これが今回感じたエクストレイルの乗り心地を一番短く表す言葉です。

高速道路や長距離、渋滞時の乗り心地と車酔いは、次に乗る機会があれば確認したいところです。

発進や加速、取り回し、内装まで含めた全体の評価は、「日産エクストレイル G e-4ORCEの総合試乗レビュー」でまとめています。

FAQ|エクストレイルの乗り心地

エクストレイル e-4ORCEの乗り心地は硬い?

今回乗った範囲では、硬さは気になりませんでした。段差からの入力は伝わりますが、そのあとの揺れが早く収まり、硬すぎず柔らかすぎない印象です。

後席の乗り心地はいい?

家族からの評価も良好でした。後席は足元にもゆとりがあり、一般道では乗り心地について大きな不満はありませんでした。

エクストレイルは車酔いしにくい?

今回、家族に車酔いの兆候はありませんでした。段差後の揺れが残りにくく、フワフワした動きも少ない印象です。高速道路や長時間走行については未確認です。