ポルシェボクスター「986」「987前期」の試乗記をお届けしていきます。
「ボクスター」の購入を検討されている皆様に参考にしていただければと思います。
ボクスター(986)試乗記
エクステリア
涙目のただの昔のボクスターではありますが、リアスタイルが今でもスタイリッシュに感じます。「スピードスター」の再来感があり、このリアスタイルは私の好みです。
「UFO」のような印象を受けます。以前「993カレラ4S(ターコイズブルー)」の後ろを走ったことがあるのですが、その時のリアスタイルも「UFO」のような印象を受けました。
ポルシェのリアスタイルには共通点が多いということかもしれません。カラーは白が一番カッコいいと思いますが、赤もなかなか良い感じです。
試乗記
上位グレードの「986S」に試乗をしました。18インチのカレラSホイールを履いた10万キロ程度走った過走行のクルマです。
そのような個体であったこともあり、あまり期待しないで試乗を行いました。もちろん屋根は開けて試乗をします。
・期待なく試乗したことも要因でしょうが、ものすごく良い印象でした。 ・「エンジン音」がまず良いです「S」であることもあり、ポルシェエンジンらしく快音と共に回転が吹け上がり、カレラに乗っているような印象です。 ・「5速Tips」ではありましたが、走りに一切不満がありません。 ・「クルマのしっかり感・剛性感」もオープンカーとは思えない程カッチリしており、高い安心感があります。 ・それらに加え「オープンカー」ということで、開放感もあり軽量であることから「走っても・曲がっても・止まってても」いつでも楽しいなという印象です。 ・この時期のポルシェの共通点ですが、内装がよくありません。購入される場合は「ボクスターレッド」などの色付き内装がオススメです。
ボクスター(987S前期)試乗記
続いてボクスター「987S前期」の試乗記をお届けします。
エクステリア
986と同じく、サイドとリアスタイルはとてもスタイリッシュです。ボクスターのリアスタイルは911カレラとは異なった魅力があります。
フロントは986と同じくイマイチです。986の涙目よりはマシかもしれませんが特徴がありません。まだ涙目の方が特徴があったかもしれません。
インテリア
シートはさすがはポルシェ、素晴らしい。またオールレザーの個体であったこともあり、高級感があります。
986よりは内装も良いのですが、全体的にポルシェのインテリアはシンプルであるため、色付き・オールレザーのインテリアを導入したい所です。それらが無いと長期間保有する際に飽きがきてしまうかもしれません。
ステアリングは若干細身です。メルセデスベンツ・BMWなどが太めのステアリングを導入する中、ポルシェは細身のステアリングを採用しています。
試乗記
試乗記は、私が保有していた「BMW Z4」と比較した形でお届けしていきます。
シート、足まわりは、「私の保有するZ4」と比較し、抜群に良いです。走りが安定していました。
風の巻き込みも少ない。「Z4」はかなりありますが、「996カレラ4Sカブリオレ」と同じく「987」も巻き込みは少ないです。
エンジンは、これまたさすがはポルシェ。Z4よりトルクフル。
一方で、「5速Tipsの2速発進」は、もはや時代遅れです。「Z4」の「6速AT」に慣れてしまうと「5速Tips」は正直かったるくストップ&ゴーが多い乗り方ですと不満が出てくる可能性があります。
まとめ
「屋根の空くポルシェ」悪いわけがありません。エクステリア・走りについてどちらも満足できるレベルです。
別の記事で記載していますが「BMW」などと比べて「ポルシェ」のクルマとしてのしっかり感は群を抜いていると思います。
一方、ポルシェは「PDK」導入により生まれ変わった位差があります。購入を検討される方は「PDK」導入後のポルシェも試乗してみることをオススメします。
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