子連れでハワイへ行くなら、何泊あれば十分なのでしょうか。
効率と観光の充実度だけで考えれば、我が家は5泊7日で十分だと思っています。
6泊8日なら、少し余裕ができます。しかし、5泊ではできなかった新しい体験が、大きく増えるわけではありません。
まして7泊9日になると、「なぜ7泊もするのか」と思われても不思議ではありません。
実際、我が家の今回の7泊9日も、大きな観光として予定していたのは、ダイヤモンドヘッドとドール・プランテーションが中心でした。
それ以外の日は、海、プール、食事、買い物、部屋で過ごす時間の繰り返しです。
効率だけで評価すれば、7泊する必要はなかったと思います。
それでも7泊を選んだのは、観光地を一つでも多く回るためではありません。
我が家には、いつかハワイで暮らすように過ごしてみたい、という憧れがあります。
そのため今回は、効率が悪いことも、少し無駄があることも承知したうえで、7泊9日にしました。
この記事では、実際の旅をもとに、5泊7日、6泊8日、7泊9日で何が変わるのか、そして観光を詰め込まなかった7泊をどのように過ごしたのかを紹介します。
先に結論|効率なら5泊7日、余裕なら6泊8日、暮らすように過ごすなら7泊9日以上
一般的な日本発のハワイ旅行では、到着日と帰国日は移動が中心になります。
朝から夜まで比較的自由に使える日数の目安は、次のようになります。
| 旅行日数 | 自由に使いやすい日数の目安 | 我が家が感じる違い |
|---|---|---|
| 5泊7日 | 約4日 | 観光、海、買い物を効率よく楽しめる |
| 6泊8日 | 約5日 | 予定を入れない日や、もう一度行く日をつくりやすい |
| 7泊9日以上 | 約6日以上 | 新しい体験を増やすより、同じ場所を繰り返しながら生活に近い過ごし方ができる |
初めてのハワイで、行きたい観光地がはっきりしているなら、5泊7日は効率的で、十分に楽しめる日程です。
6泊8日になると、一日分の余裕が生まれます。
ただし、7泊9日以上にしたからといって、行くべき観光地や、そこでしかできない体験が次々と増えるわけではありません。
7泊以上の価値は、予定を増やせることより、予定を増やさなくてもよいことにあります。
5泊の予定が偶然6泊になり、余分な一日の意味に気づいた
我が家も最初から7泊を選んでいたわけではありません。
以前ハワイへ行った際、当初は5泊で計画していました。
ところが、希望する飛行機がうまく取れず、結果的に6泊することになりました。
6泊目に、5泊ではできなかった特別な観光を追加したわけではありません。
それでも、帰るまでに一日余裕があるだけで、旅行中の感覚が少し変わりました。
今日できなければ、明日でもよい。
気に入った場所があれば、もう一度行ける。
疲れている日に、無理に予定を消化しなくてもよい。
その経験から、滞在日数を延ばす価値は「体験の数を増やすこと」だけではなく、「予定を動かせる状態をつくること」にもあると感じました。
そして今回は、偶然ではなく、意図的にもう一泊増やして7泊にしました。
5泊から6泊になったことで得られた余裕を、さらに広げてみたかったからです。
以前は、行く場所だけでなく食べる場所まで決めていた
滞在日数を長くするだけでは、ゆっくりした旅行にはなりません。
以前のハワイ旅行では、どこへ行くかだけでなく、どこで何を食べるかまで事前に決めていたことがありました。
旅行前に計画しているときは、その方が効率的に思えます。
人気店へ確実に行ける。食事に迷わない。行きたい場所を漏らさず回れる。予定表としては、とても整っています。
しかし、実際の旅行では、次の店の時間を気にしながら今いる場所を切り上げたり、まだお腹が空いていないのに食事へ向かったりすることになります。
一つひとつは楽しみにしていた予定なのに、それが連続すると、旅行が「決めたことを時間どおりに実行する一日」へ変わってしまいます。
そこで今回は、必ず行きたい場所だけを先に決め、食事を含む残りの予定は、その日の家族の状態に合わせて選ぶことにしました。
子連れハワイ7泊9日の実際の旅程
我が家の7泊9日は、観光を詰め込むのではなく、大きな予定と余白の日を組み合わせて過ごしました。
実際の旅程の大きな流れは、次のとおりです。
| 日程 | 主な過ごし方 | その日の位置づけ |
|---|---|---|
| 1日目 | ホノルル到着、レンタカー受け取り、必要な買い物、宿泊先へ | 滞在を始めるための日 |
| 2日目 | 海、プール、食事 | 時差や移動疲れを確認する調整日 |
| 3日目 | ダイヤモンドヘッド、午後は海やプール | 大きな予定を一つ入れる日 |
| 4日目 | ドール・プランテーション、予定外のノースショアドライブ | 余白が予定外の行動につながった日 |
| 5日目 | 海、プール、食事、近場への外出 | その日の状態で決める日 |
| 6日目 | 海、プール、買い物 | 気に入ったことを繰り返す日 |
| 7日目 | 最後の海とプール、食事、買い物、荷造り | 新しい場所より再訪を優先する日 |
| 8日目 | レンタカー返却、空港へ | 帰国のための移動日 |
| 9日目 | 日本到着 | 移動日 |
7泊していますが、大きな観光を毎日入れたわけではありません。
固定した予定と、現地で選ぶ予定を分けたことが、今回の旅程の特徴です。
到着日と帰国日のレンタカー受取・返却については、ホノルル空港でHertzレンタカーを借りた実体験にまとめています。
固定した大きな予定は二つだけ
ダイヤモンドヘッドの日は、午後を空けておいた
一つ目の大きな予定が、ダイヤモンドヘッドでした。

子連れで登る場合は、歩く速度だけでなく、暑さ、休憩、水分補給まで考える必要があります。
そこで、ダイヤモンドヘッドへ登った後に、別の大きな観光地を組み合わせませんでした。
午後は海やプールへ行くことも、疲れていれば部屋へ戻ることもできる状態にしました。
体力を使う観光を「午前中の一項目」として扱うのではなく、その日の主役にする。
それだけで、予定を守るために家族が無理をする場面を減らせます。
なお、ハワイ州外から訪れる人は、ダイヤモンドヘッドの入園・駐車に事前予約が必要です。訪問前には、ハワイ州のダイヤモンドヘッド公式ページで最新情報をご確認ください。

ドール・プランテーションの後、予定になかったノースショアへ向かった
もう一つの大きな予定が、ドール・プランテーションでした。
パイナップル・エクスプレス・トレイン・ツアーに乗り、園内で過ごしました。

当初の予定では、この日の目的地はドール・プランテーションまででした。
しかし、現地へ行ったことで、「このままノースショアまで行ってみようか」という話になりました。
次のレストラン予約や、時間を固定した予定がなかったため、その場でノースショアへ向かうことができました。
旅行前につくった予定表にはなかったドライブです。
それでも、旅行を振り返ると、予定どおりに訪れた場所と同じように、家族でその場で決めたノースショアへのドライブも印象に残っています。

予定を空けておくことは、何もしないことではありません。
現地で見つけた選択肢を、実際に選べる状態にしておくことです。
営業時間やアクティビティは変わる可能性があるため、訪問前にはドール・プランテーション公式サイトをご確認ください。
7泊して増えたのは、新しい観光ではなく「同じ場所を見る回数」だった
7泊目があるからといって、新しい観光地へ行ったわけではありません。
増えたのは、同じ海やプールへ行く回数でした。
予定表では、毎日同じ「海」と書かれます。
しかし、実際の海は毎回同じではありませんでした。
前日には魚が見えた場所で、翌日には魚が見えないことがあります。
海の透明度が違うのかもしれません。潮の満ち引きによって水深が変わり、前日と同じ場所まで行けていなかったのかもしれません。
正確な理由は分かりません。
それでも、同じ場所へ何度も行ったからこそ、「昨日と今日で海が違う」ということに気づきました。
一度だけ海へ行き、「魚が見えた」「見えなかった」で終わっていたら、この変化には気づかなかったと思います。


プールでも、同じことを何度も繰り返しました。
そして旅行中、子どもが初めて25メートルを泳ぎました。
旅行前に「ハワイで25メートルを泳ぐ」という目標を立てていたわけではありません。水泳の練習を目的にしていたわけでもありません。
何度も水に入り、自分のタイミングで試せる時間があったことで、自然に挑戦が生まれました。

ただし、この記事で伝えたいのは、「観光を減らすと子どもが成長する」ということではありません。
予定を空けておくと、大人が決めたイベント以外にも、そのとき家族が関心を持ったことを続けられるということです。
こうして振り返ってみても、7泊目に新しい体験が増えたとは言えません。
増えたのは、同じ場所へ戻り、昨日との違いを感じ、その日の家族に合わせて次を選ぶ時間でした。
「日本のリゾートでもよかったのでは」と家族でも話した
海へ行き、プールで遊び、食事をして、部屋で休む。
行動だけを取り出せば、日本のリゾート地でもできることです。
旅行中、我が家でも「これなら日本でもよかったのではないか」という話をしました。
それでも、現地で過ごしているときも、帰国してから振り返ったときも、「ハワイはよかった」という感想は変わりませんでした。
ハワイの良さは、そこでしかできないアクティビティの数だけでは測れなかったからだと思います。
昨日と違う海を見る。もう一度プールへ行く。予定になかったノースショアへ向かう。その日の気分で食事を選ぶ。
同じような一日の中でも、環境と家族の関心は少しずつ変わります。
ハワイで過ごした価値は、「何をしたか」の一覧よりも、その変化を急がずに受け取れたことにありました。
予定があるほど満足できるとは限らない
この感覚は、ハワイだけのものではありません。
我が家が東京ディズニーランドやディズニーシーへ行くときにも、似たことがあります。
レストランを予約すれば、食事場所を探す必要がなくなります。抽選のショーに当たれば、特別な体験ができます。
どちらも本来はうれしいことです。
しかし、予約時間やショーの開始時刻が決まると、その時間に合わせて移動しなければなりません。
ありがたくショーに当たった日よりも、レストランの予約がなく、抽選にも当たらず、その場で自由に動いた日の方が、結果として満足度が高いこともあります。
予約や計画が悪いわけではありません。
便利さと引き換えに、時間を自由に選び直す余地が減るということです。
子連れハワイ7泊9日を詰め込みすぎないための5つの決め方
1|必ず行きたい大きな場所を二つほど決める
我が家では、ダイヤモンドヘッドとドール・プランテーションを大きな予定にしました。
すべてを候補にするのではなく、「今回必ず行きたい場所」を先に絞ります。
2|大きな予定は一日一つにする
ダイヤモンドヘッドへ行く日は、それだけをその日の主役にします。
午後を空けておけば、元気なら海や街へ行き、疲れていれば部屋へ戻れます。
3|すべての食事を旅行前に決めない
必ず行きたい店があれば、一部だけ予定に入れます。
それ以外は、家族の空腹、疲れ、その日の移動先に合わせて決められるようにします。
4|予定の後に、予定を入れない
ドール・プランテーションの後を空けていたことで、ノースショアへ向かうことができました。
空白は、何もしないための時間ではなく、現地で次を選ぶための時間です。
5|気に入った場所へ戻れる日を残す
海やプールは、一度行けば終わりではありません。
天候、潮、透明度、家族の体調によって、同じ場所でも体験が変わります。
最終日まで新しい場所を詰め込まず、もう一度行きたい場所へ戻れる時間を残します。
この旅程が向いている家族、向いていない家族
観光を詰め込まない7泊9日は、次のような家族に向いています。
- 子どもの体調や関心に合わせて予定を変えたい
- 海やプールなど、気に入ったことを繰り返したい
- 食事や休憩の時間に追われたくない
- 宿泊先で過ごす時間も旅行として楽しみたい
- 現地で見つけた場所へ行ける余白を残したい
7泊の滞在拠点として選んだホテルの部屋や、長期滞在で感じた過ごしやすさは、カ・ライ・ワイキキに家族で7泊した宿泊記で詳しく紹介しています。
一方で、初めてのハワイで行きたい場所が多い場合や、限られた滞在中に複数のエリアを回りたい場合には、観光日を増やした方が満足しやすいと思います。
重要なのは、観光が多いか少ないかではありません。
旅行前に決めることと、現地で決めることを分けておくことです。
海やプールを中心に過ごす場合の持ち物は、ハワイ旅行で持って行ってよかったもの・いらなかったものにまとめています。
7泊9日は、予定を増やすためではなく、選び直すための長さだった
今回の旅行で訪れた大きな観光地は、決して多くありません。
しかし、ダイヤモンドヘッドへ登り、ドール・プランテーションから予定外のノースショアへ向かいました。
同じ海へ戻ったことで、昨日と今日では潮や透明度が違うことに気づきました。
プールでは、子どもが初めて25メートルを泳ぎました。
海、プール、ご飯の繰り返しなら、日本でもできたかもしれません。
それでも、家族に残ったのは「ハワイへ行ってよかった」という感覚でした。
7泊9日の価値は、観光地を数多く回れたことではありません。
予定を詰め込まず、その日の海、その日の家族、その場で生まれた関心に合わせて、次にすることを選び直せたことでした。

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