PR

GLC43とGLC350eを比較|同じGLCでも別物、43を選ぶ理由

Mercedes-AMG GLC43 4MATICのフロント外観 Cars

Mercedes-AMG GLC43を約1週間借りたあと、この車がかなり欲しくなりました。

返却すると、すぐに中古車情報を検索したほどです。

その後、同じGLCシリーズのPHEV、GLC350eにも家族で試乗しました。

そこで分かったのは、

私はGLCが好きだったのではなく、GLC43が好きだった。

ということでした。

同じGLCという名前が付いていますが、実際に乗るとかなり違います。

GLC43は、もっと乗りたい。欲しい。と思った車。

GLC350eは、同じGLCなのに欲しいとは思わなかった車。

結論は明確です。

GLCを買うならGLC43。

GLC350eは、今の購入候補には入りません。

GLC350eは家族3人で一般道と高速道路を試乗し、GLC43は約1週間、家族3人で一般道・高速道路・日常生活の中で使いました。

この記事では、なぜ同じGLCでここまで評価が変わったのかを、実際に両方へ乗った経験から比較します。

結論|GLCを買うならGLC43。350eでは代わりにならない

GLC43とGLC350eには、現行のメーカー希望小売価格で約200万円の差があります。

数字だけを見ると、「GLC43は高いから、350eでいいのでは」と考えたくなります。

しかし両方に乗ったあとでは、そう考えなくなりました。

350eは、43を少しマイルドにして約200万円安くした車ではありません。

乗り味も、加速も、車体の動きも、運転したときの気持ちもかなり違います。

むしろ、この違いで約200万円なら、差は思ったより小さいのではないか。

と感じるほどでした。

43が高いから350eを買う、という選び方なら、一度GLCから離れます。

約1,000万円出すのであれば、レクサスNX450h+を含め、ほかのSUVまで広げて検討した方がいい。

一方で、GLC43の走りが欲しいのであれば、350eでは代わりにならない。

これが両方に乗ったあとの結論です。

GLC43の足回りは、350eより明確に良かった

今回いちばん大きな違いは、足回りでした。

GLC43を約1週間使ったときに強く印象に残ったのが、車体が常にフラットに保たれているような感覚です。

坂道でもカーブでも、路面が変化しても、車体が大きく揺さぶられません。

以前の記録には、「坂道にしろカーブにしろ、常に平らなまっすぐな道のように走る」と残しています。

あとから思い返して出てきた表現が、「空を飛ぶ絨毯」でした。

スポーツSUVなので、ただ柔らかいわけではありません。

それでも路面からの入力をうまく処理しながら、車体を早く収める。

この足回りが、GLC43で最も印象に残った部分の一つです。

Mercedes-AMG GLC43 4MATICのフロント3/4外観

一方GLC350eでは、その感覚がありませんでした。

Comfortモードでは、車体が動いたあとに大きな質量が遅れて付いてくるような感覚があります。

家族から出た言葉は、「ぐーわんと回される感じ」でした。

Sportにすると動きは締まります。しかし今度は硬さが増します。

350eにも路面の継ぎ目をきれいに処理する場面はありました。

ただGLC43との比較になると、足回りそのものは43の方が良かった。

ここはかなり明確です。

GLC350eの試乗レビューでは、350e単体で感じた重量感や乗り味を詳しくまとめています。

GLC43では「重いSUVを運転している感じ」がかなり薄い

GLC350eで気になったのは、単なる車重の数字ではありません。

運転していて、重いものを動かしている感覚が強かったことです。

車体中央あたりに大きな重量物があるような感覚があり、アクセルを踏んだときにもその重さを意識しました。

GLC43にも当然重量はあります。

しかし、運転中にその重さを意識する場面はかなり少なかった。

ステアリングを切る。カーブを曲がる。高速道路を走る。

その一連の動作で、車体が一つの塊として動きます。

350eでは重量を感じる。

43では車体との一体感を感じる。

同じGLCでも、ここが大きく違いました。

Mercedes-AMG GLC43 4MATICのサイド外観

加速もGLC43はまったく別物だった

GLC43で忘れられないのが中間加速です。

アクセルを踏むと、車体が安定したまま一気に速度を乗せていきます。

加速そのものが強いのはもちろんですが、速いのに車体が落ち着いている。

ここがGLC43の魅力でした。

GLC350eもPHEVなので、性能が不足しているわけではありません。

しかし今回の試乗では、アクセルペダルがかなり重く感じました。

踏む前に、「重いな」という感覚が先に来ます。

結果として、もっと踏みたいと思わせるGLC43と、積極的に踏もうと思わなかったGLC350eという大きな違いになりました。

スペック上の速さだけではなく、ドライバーがアクセルを踏みたくなるか。

ここまで含めると、43の方が圧倒的でした。

GLC43はスポーツSUVなのに家族でも快適だった

GLC43に乗る前は、AMGなので家族には硬すぎるのではないかという心配がありました。

しかし約1週間、家族3人で一般道や高速道路を走って、その印象は変わりました。

家族から出た評価は、「静か」「揺れない」「怖くない」というものでした。

強い加速性能を持ちながら、普通に家族で長距離移動できる。

ここがGLC43の非常に強いところです。

AMGなのに我慢して家族で使うのではありません。

AMGなのに、家族でも普通に快適。

だからこそ欲しくなりました。

GLC43を約1週間生活の中で使ったレビューでは、高速道路や家族利用まで含めて詳しく書いています。

エクステリアもGLC43の方が圧倒的に好みだった

走りだけでなく、外から見た印象にもかなり差がありました。

特にフロントです。

GLC43のフロントは圧倒的にかっこいい。

同じGLCでも、正面から見たときの存在感は43の方が明確に好みでした。

駐車場に停まっている姿を見たときにも、「やっぱりこの車はかっこいい」と思わせてくれます。

これは所有する車を選ぶうえで、かなり大きな要素です。

走っているときだけ良いのではなく、降りてから振り返って見たくなる。

GLC43にはそれがありました。

Mercedes-Benz GLC 300 e 4MATIC AMG Lineのフロント外観

リアについては、GLC350eも悪くありません。

全体のシルエット自体はGLCらしく、350eだから大きく見劣りするとは感じませんでした。

ただ、350eで少し気になったのがメッキ部分です。

リア下部のメッキがかなり大きく見え、そこだけが少し目立ちすぎると感じました。

Mercedes-Benz GLC 300e 4MATIC AMG Line

GLC43の方が、フロントからリアまで含めて全体のまとまりがよく見えます。

そして特にフロントについては、GLC43の方が圧倒的に好きです。

走りに乗る前から43の方がかっこよく見え、実際に乗るとさらに評価が上がる。

この外観と走りの両方が、「良い車」ではなく「欲しい車」につながっています。

Mercedes-AMG GLC43 4MATICのリア外観

GLC43は乗るほど評価が上がった

GLC43を最初に乗った瞬間から、すべてが完璧だったわけではありません。

最初は室内に少し閉塞感もありました。

ブレーキも最初は少しカクンとする印象がありました。

低速域では、わずかにもたつく感覚もありました。

それでも1週間使うと、評価はどんどん上がりました。

閉塞感は気にならなくなりました。

ブレーキにも慣れました。

その一方で、次の長所は使うほど強く感じるようになりました。

  • 足回りの良さ
  • 高速道路での安定感
  • 静粛性
  • AMGシート
  • 強烈な中間加速
  • 家族での快適性
  • エクステリアのかっこよさ

そして返却後、すぐに中古車を検索しました。

それが、この車に対する評価を最も正確に表しています。

350eに乗って、逆にGLC43の良さが分かった

GLC350eに乗る前は、GLCというモデル自体が好きなのだと思っていました。

GLC43をとても高く評価していたからです。

しかし350eに乗ると、その考えが変わりました。

同じGLCという名前。室内の雰囲気も近い。

それでも、欲しいという感情がまったく違いました。

350eを降りたあとには、「もう一度乗りたい」とも、「中古車を探そう」とも思いませんでした。

そこで初めて分かりました。

好きだったのはGLCではない。

GLC43だった。

350eに乗ったことによって、むしろGLC43の評価がさらに上がりました。

約200万円差は、本当に大きいのか

現行のメーカー希望小売価格では、GLC43とGLC350eには196万円の差があります。

GLC350e 4MATIC Sports Edition Starは1,036万円、Mercedes-AMG GLC43 4MATICは1,232万円です。

200万円近い金額だけを見れば大きな差です。

しかし車両価格が1,000万円を超えるクラスで、実際に乗ったときの差まで考えると、見え方は変わります。

GLC43では、次の部分まで大きく変わりました。

  • 足回り
  • 車体の一体感
  • 加速
  • 高速安定性
  • 家族での快適性
  • エクステリア
  • 所有欲

つまり約200万円高くなることで、同じ車の上位グレードになるというより、まったく違う体験が手に入る。

そう考えると、約200万円差は、むしろ小さいのではないかという見方もできます。

もちろん350eの方が絶対額は安い。

しかし、安いから350eという選び方はしません。

43に手が届かない、あるいは43にそこまでの価値を感じないのであれば、350eへ下げるのではなく、ほかのSUVまで含めて選び直します。

GLC43を含め、ポルシェ・マカンとGLCのどちらを選ぶかは、マカンとGLCの比較記事でも整理しています。

PHEVが欲しいなら、350e以外も見る

350eにはPHEVという大きな特徴があります。

しかし、GLCのPHEVであることと、PHEVとして最も欲しい車であることは別です。

実際、NX450h+とGLC350eを続けて乗ったことで、PHEVとしてはNX450h+の評価が大きく上がりました。

静粛性。モーター加速。エンジン始動の自然さ。

日常でPHEVを使うという視点では、NX450h+とGLC350eの比較でも書いたように、350eよりNX450h+の方に魅力を感じました。

だから、43は高い。でもGLCには乗りたい。だから350e。という選び方にはなりません。

走りを求めるなら43。

PHEVを求めるなら、GLCの外まで含めて探す。

この方が合理的です。

GLC350eは「43の代わり」ではなかった

今回の比較で最も重要なのはここです。

GLC350eはGLC43より約200万円安い。

しかし、GLC43の代わりになる車ではありませんでした。

同じGLCだから、43が高ければ350e、とはならない。

乗り味も違う。加速も違う。足回りも違う。エクステリアの印象も違う。

そして何より、乗ったあとに残る感情が違う。

43は欲しくなった。

350eは欲しくならなかった。

この差がある以上、直接的な上下関係というより、別の車です。

まとめ|GLC43を買う。350eでは妥協しない

GLC43とGLC350eの両方に乗って、答えはかなり明確になりました。

GLC43は、

  • 足回りが非常に良い
  • 車体がフラットで安定している
  • 重さを意識しにくい
  • 中間加速が強烈
  • 家族でも快適
  • フロントが圧倒的にかっこいい
  • 乗るほど評価が上がる
  • 返却後に中古車を探すほど欲しくなった

車でした。

GLC350eは、同じGLCの基本デザインを持っています。

リアも悪くありません。ただ、大きく見えるメッキ部分は少し気になりました。

そして走りでは、重量感、車体の動き、アクセルの重さ、エンジンの存在感、所有欲まで含めると、43とはかなり違いました。

だから結論は、GLCを買うならGLC43。350eでは妥協しない。

約200万円安いから350eを選ぶくらいなら、他のSUVを探します。

反対に、この約200万円でGLC43になるのであれば、差は意外に小さい。

それほど、実際に乗ったときの違いは大きいものでした。

そして350eに乗ったことで、ようやく分かりました。

欲しかったのはGLCではなく、GLC43だったのです。

FAQ

GLC43とGLC350eではどちらがおすすめ?

GLCを買うならGLC43です。足回り、車体の安定感、加速、家族での快適性、外観まで含め、43の方が完成度を高く感じました。GLC350eは43の代わりにはなりませんでした。

GLC43とGLC350eの約200万円差は大きい?

金額だけなら大きな差ですが、実際に乗ったときの違いまで考えると、むしろ約200万円でここまで変わるなら小さいとも考えられます。43は単なる上位グレードというより、かなり違う車です。

GLC350eの方が安いなら350eを選ぶべき?

安さを理由に350eを選ぶなら、他のSUVまで含めて比較した方がよいです。PHEVが目的ならNX450h+なども候補になります。43が高いから350e、という選び方はしません。

GLC43は家族でも使える?

家族3人で約1週間、一般道と高速道路を含めて使いましたが、家族利用でも非常に快適でした。強い加速性能と、静粛性・安定感・乗り心地を両立していたことが大きな魅力でした。

GLC43とGLC350eでは外観も違って見える?

フロントはGLC43の方が圧倒的に好みでした。350eもリア全体は悪くありませんが、メッキ部分が大きく見える点が少し気になりました。GLC43は走りだけでなく、外から見たときにも所有したくなる魅力がありました。

コメント