ポルシェ911の中でも、私が特に惹かれるのがカレラ4Sの後ろ姿です。リアフェンダーが左右にぐっと張り出し、後ろから見ると低く幅広く感じられます。とりわけ斜め後方から見たときの、後輪の上に盛り上がるような曲線が好きです。
この記事では、996・997前期・997後期・991のカレラ4Sを、真後ろと斜め後方からの写真で比較します。ワイドなリアフェンダーの張り出しやテールランプの違いを見比べると、同じカレラ4Sでもそれぞれに違った魅力があります。なかでも私が惹かれるのは、997のリアフェンダーが描く曲線です。
996カレラ4S|ターボ譲りのワイドボディと赤いライン
996カレラ4Sは、通常の996とは違う力強い後ろ姿が魅力です。ターボ譲りのワイドなリアフェンダーに、左右のテールランプをつなぐ赤いリフレクター。真後ろから見ると、横方向への広がりが際立ちます。
斜め後方に回ると、張り出したフェンダーがボディの側面へつながる様子がよく分かります。996はフロントのデザインが話題になりがちですが、カレラ4Sはむしろ後ろから眺めたくなる911です。




996カレラ4Sのモデルとしての魅力は、996カレラ4Sカブリオレの記事でも紹介しています。リアフェンダーの張り出しをほかの911と比べたい方には、911のワイドボディ比較もおすすめです。
997前期カレラ4S|フェンダーの造形が際立つ後ろ姿
今、私が特に気になっているのが997前期カレラ4Sです。ワイドなリアフェンダーと赤いリフレクターが組み合わさり、後ろから見ると実にかっこいいのです。
リアフェンダーが左右へぐっと張り出していて、車体が低く、幅広く見えます。斜め後方から見ると、その膨らみがいっそう際立ちます。コンパクトな997のボディにワイドなリアが組み合わさることで、911らしい独特のプロポーションが生まれています。
997前期は、丸みのあるテールランプと赤いリフレクター、そして左右に張り出したフェンダーが一体となって見えるところが魅力です。



標準カレラとの違いが気になる方は、997のカレラ・S・4・4S比較も参考にしてください。
997後期カレラ4S|赤いガーニッシュが引き立てる後ろ姿
一方で、997後期カレラ4Sのリアも素晴らしいと思います。左右のテールランプの間に赤いガーニッシュが入り、ワイドなリアの印象をいっそう強めています。
前期にも赤いリフレクターがありますが、後期はLEDテールランプの形が変わり、リア全体の表情が少しシャープになりました。前期の柔らかな曲線にも惹かれますが、後期の引き締まった印象も捨てがたくなります。真後ろからの幅広さと、斜め後方から見たフェンダーの膨らみ。どちらの角度も楽しみたくなるデザインです。
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なお、997前期の5速ティプトロニックと後期のPDKは、私自身も乗り比べた経験があります。走りの違いは997前期・後期の違いで紹介しています。
991カレラ4S|より流麗になったワイドボディ
991前期カレラ4Sでは、リアフェンダーの張り出しを残しながら、ルーフからエンジンフード、テールへと続くラインがより流麗になりました。左右をつなぐ細いライトストリップも、この世代のカレラ4Sらしい特徴です。真後ろから見ると水平に伸びる光のラインが車幅を強調し、斜め後ろから見るとフェンダーの曲線が長く伸びて見えます。997の凝縮された迫力とは違い、991には伸びやかな美しさがあります。




私は以前、991カレラSに試乗し、自然吸気エンジンやPDK、インテリアの完成度に感動しました。ただ、今あらためて後ろ姿を見比べると、心が動くのは997カレラ4Sです。これは性能の優劣ではなく、純粋にデザインの好みです。
眺めるだけでも満足できる911
996の迫力、997前期の曲線美、997後期の赤いガーニッシュ、991の洗練されたライン。こうして見比べると、カレラ4Sの魅力が世代ごとに違うことが分かります。
それでも、今の私が駐車場で思わず立ち止まって眺めてしまいそうなのは997カレラ4Sです。走らせていない時間にも、かっこいいと感じられる。そんな所有する喜びがあるクルマだと思います。
中古で検討するなら、中古ポルシェ997の相場とおすすめモデル、世代を広く比較するなら中古ポルシェ911の選び方もあわせてご覧ください。
