初代カイエンについては何度か試乗をしたことがありましたが、今回2代目カイエンの初期モデルに試乗したのでそのレポートを掲載します。
エクステリア
911カレラはカエル顔と言われることがあります
先代カイエンはカエルの印象はありませんでしたが、2代目カイエン(特に前期型)はカエル顔の印象があるため、より911カレラを意識したデザインとなるようにポルシェは意識してデザインしたものと思われます。
カイエンはいつも気になっているのですが、その大きさから購入まで踏み切れずにいます。今回のモデルのボディーサイズを確認してみます。
「全長4845mm×全幅1940mm×全高1710mm」
大きい!
全幅1900mオーバーが日本では持て余すこと間違いありません。全長も4900mm近くになるため、縦横ともに非常に大きなクルマとなっています。
インテリア
インテリアは先代と大きく変わりません。試乗させていただいたクルマの内装はベージュでした。
いざ購入するとなるとベージュとブラックで悩みますね。一長一短があります。
カイエンのインパネはとても使いにくいという話を聞きますが、試乗レベルではその印象を持つことはできませんでした。
試乗インプレッション
それでは早速試乗インプレッションに移ります。
初代「V6後期(957型)」を試乗した際には「良くも悪くも普通」という印象でしたが今回はどうでしょうか。
「8速ATへの進化」かつ「150キロ以上軽量化」と、先代から2代目にモデルチェンジされた際に改良されたため、走りに大きな期待ができます。
結果、その期待は裏切られず。先代と比較し「出だしがスムーズ」になっていました。総じて走りは上々で「快適そのもの」でした。足回りはやわらかくて、クルーザーに乗っているような感覚があります。
軽量化されたことにより期待される燃費も、オンボードコンピューター上で「9キロ以上」を常に表示していました。アクセルを強めに踏んでも「8キロ」を切ることはありませんでした。「正常進化」をしています。
しかしカイエンのネックはやはり大きさです。試乗した印象も「やはり大きすぎます」です。慣れかもしれませんが、出かけるのが億劫になりそうな印象は変わらずでした。
まとめ
初代モデルの爆発的な人気となりました。
さらなる進化を求められた2代目は、ボディーサイズを拡大したにも関わらず、150キロを超える軽量化を行なったこと、8速ATを採用したことで、初代モデルとは比較できない位良いクルマに仕上がっています。
唯一の課題は「大きさ」です。物理的にどうにもならない部分ではありますので、ご自身のクルマを利用される環境をよく確認されてから購入されることをオススメします
コメント