今となってはポルシェの屋台骨を支えるマカンとカイエン、どちらもとても大きいクルマです。
大きなクルマを扱いにくい都内でマカンを中心に相当数を見かけます。一方、カイエンは見かけることが少なく感じます。
今回はこの2台のボディサイズについてお届けしていきたいと思います。
カイエン・マカン の大きさ
早速現行マカンと現行カイエンのボディサイズを比較してみます。
マカン GTS | カイエン ベースグレード | 差分 | |
全長 | 4,726mm | 4,930mm | +204mm |
全幅 | 1,927mm | 1,983mm | +56mm |
全高 | 1,596mm | 1,698mm | +102mm |
ホイールベース | 2,807mm | 2,895mm | +88 mm |
最小回転半径 | 5.6m | 6.05m | +0.45m |
この数字を見て都内でカイエンをあまり見かけないことに納得ができます。
全長・全幅の大きさは、都内で乗るには駐車場・路地裏で持て余すサイズです。
しかも最小回転半径が「6.05m」と、これまでに見たことない数字となっています。
実際にクルマを見ると、その大きさに恐怖感を覚えるような威圧感があります。
まるでトラックのよう。
しかし、この手のクルマはなんだかんだ言っても、大きいことが全ての所があります。
サイズが許せるのであれば、カイエンを購入したい所です。
マカンは小さいのか?
都内でカイエンをあまり見かけないのは大きさがその要因の1つであることがわかりました。
それで「皆さん小さいマカンに乗られるんですね?」という話なのですが、なんだか違和感を感じます。
そうです。そもそも「マカンは小さい?」って本当でしょうか?
改めてサイズを確認します。
「全長4,726mm✖️全幅1,927mm」。どこが小さいのでしょうか?
全幅1,900mm以上はマンションの駐車場どころか、新しめのタワーパーキングでも入庫を断られるサイズです。
マカンは室内が広いのか?
全幅が「1,900mm」を超えるマカン 。相当な不便を感じると思います。
それでもこれだけの台数が走っているということはクルマとして魅力的な部分が多いのでしょう。
クルマが大きいということは、室内の広さも人気の1つなのかもしれません。
その部分を検証してみます。
フロントシート
フロントシートにのって思うこと
やっぱりポルシェ、シートが素晴らしい
デザインを見て想像していたけど、フロントガラスが寝ていて圧迫感がある
左足スペースをはじめとして、クルマの大きさによるメリットが感じられません
ドアの厚みにスペースは食われてしまっているのでしょうか
リアシート
フロントシートと同じく、リアシートも素晴らしい
全長が「4,726mm」ということもあり、膝周りは必要にして十分というレベル
こちらも、デザインから想像していましたが、頭上の余裕はありません
車高が低いせいか、ドライブシャフト部分の盛り上がりがしっかり盛り上がっています
ラゲージスペース
全長がさほど長くないだけに、ラゲージスペースも奥行は一般的
幅はタイヤハウスの出っ張りが大きく、全幅「1,900mm」もあるクルマには到底思えない広さ
容量を稼ぐためなのか?パンパーから下に凹んだ方でラゲッジスペースがつくられており、重い荷物を搭載する時は一苦労すると思います。
結論:マカンは「大きいけど、室内は広く無い」
あれだけ大きい外観とは裏腹に、室内は狭いとまではいいませんが、必要にして十分というサイズ感です。
マカンの魅力は室内の広さではなく、ポルシェブランドであることや、走りの面が大きいのかもしれません。
このあたりは別の記事でお届けしていきます。
先代カイエンと現行マカンのサイズ
都内で現行カイエンを見かけることは少ないです。
あ、カイエンだと思って良く見ると、先代カイエン(958型後期)であることが多いです。
それでは、先代カイエンとマカン のサイズを比較してみます。
マカン GTS | 先代カイエン ベースグレード | 差分 | |
全長 | 4,726mm | 4,855mm | +129mm |
全幅 | 1,927mm | 1,940mm | +13mm |
全高 | 1,596mm | 1,710mm | +114mm |
ホイールベース | 2,807mm | 2,895mm | +88 mm |
最小回転半径 | 5.6m | 5.6m | +0m |
全長・全高は先代カイエンが大きいものの、車幅は「差分が+13mm」とほぼ変わらないことがわかります。最小回転半径に至っては同じ数値となっています。
クルマを運転する上で当然ボディサイズは重要となるのですが、実際の取り回しで課題になるのは「全幅」「最小回転半径」です。
この点から「先代カイエン」と「現行マカン」は(実質)似たような大きさのクルマと捉えることができます。
先代カイエン(958型後期)も室内が広く無いのか?
マカンはボディサイズは大きいものの、室内は広くありませんでした。
先代カイエンはどうでしょうか
フロントシート
全高が高いため、クルマに乗り込むために、ヨッコラショとなります
座ってしまうと、広々かつ大きめな良いシートです
思ったよりフロントガラスは寝ていて圧迫感があります
リアシート
全長がマカンよりも長いため、膝周りも広々としています
全高も高いため、こちらも広々しています
シートはマカンの方がホールド感がありますが、カイエンのシートも悪いわけがありません。
ラゲッジスペース
全長・全高がマカン よりもあるため、スペースは広々しています
マカン と異なり、バンパーと荷室が平らであるため、思い荷物も入れやすそうです
結論:先代カイエンの室内は広い(マカンと比較して)
体感できるサイズ感はマカンと大差ないとされた先代カイエンですが、全長・全高などスペースに余裕があります。
そのため、室内は非常に広々としています。
真の比較は、現行マカンと先代カイエン
ポルシェのSUVであるマカンとカイエンどちらも魅力的なクルマとなっています。
SUVは結局は大きいことが全てという所があるため、オススメはカイエンであると思います。
しかしながら、現行カイエンは異次元の大きさとなっており、都内で扱うには持て余します。
ではマカンが良いのか?という選択が多いと思いますが、私はマカンのみならず先代カイエンも比較候補として良いのではと思います。
以下の写真、色の影響もありますが現行マカン と先代カイエン、だいぶ大きもさ車格も異なります。
全幅に大差がないというのが驚きです。
まとめ
ポルシェのSUVであるマカンとカイエン。
今回はボディサイズについてお届けしてきました。
ボディサイズという観点では、現行マカンと先代カイエンが購入のターゲットとなってきます。
この2台、年式も含めてかなり異なるクルマであるため、ボディサイズ以外の比較も今後実施していきます
写真を見ると比較検討するクルマには見えないのですが、実際に乗ってみると大差がありません。
旧型になっているとはいえ、同じく中古車にて購入するのであれば、先代カイエンがいっそう気になります。
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