以前「ポルシェとBMWの違い」について検証しましたが、それに引き続き今回「ベンツとBMWの違い」について検証していきます。
よく聞く言葉
「A地点からB地点に安全で快適に移動する手段はベンツが最適」、以前に掲載した「ポルシェとBMWの違い」と同じくクルマ界隈において都市伝説的に扱われている言葉の1つです。
今回この言葉が正しいかどうかを検証してみます。
ベンツのインプレッション
私はBMW・ポルシェを乗り続けていますが、一度だけベンツを所有したことがあります。
遡ればW124の時代から「ベンツはどこまでも乗っていきたくなる」という言葉がピッタリくるクルマです。
運転の楽しみ自体は少ないが、足回り、シートを含めた乗り心地が快適で、ゆったりと運転ができます。
自動運転機能を利用して、高速の走行車線をゆっくり走ることが苦になりません。
街中で信号待ちで停止をし一番先頭になったとしても、隣のクルマを気にすることなく、ゆったりと発信することが苦ではありません。
一般的にベンツの0-100km加速データは良くないと思いますが、この辺りのセッティングからきていると思います。
BMW・ポルシェとの差分で一番わかりやすいことが「パドルシフト」です。
「あれ?ベンツにパドルシフトってある?」という位「パトルシフト」を使ったことがありません。
BMW・ポルシェに乗る時は、常に「パドルシフト」に手がかかってしまいます。
BMWのインプレッション
ブランドスローガンが「駆け抜ける歓び」であるBMW。そのスローガンの通り、走ることがとても楽しいクルマです。
足回り、シート、インパネ含め、何から何までスポーティに振っているのがBMWです。
高速道路の走行車線をゆっくり走ることは苦手です。
もちろん走れなくはないのですが、パドルシフトを使って追い越しをしたくなるのです。
つまり、エンジンを回したくなる。つまり、エンジンの吹き上がりが最高に気持ちいいのです。
今日はゆっくり走るぞと思っていても、いつのまにか高速の追い越し車線を多く走ってしまいます。
この記事を書きながらも、なんとなくワクワクする気持ちがあります。
やっぱりBMWは楽しいです。
結論にいく前の番外編(BMW7シリーズ試乗)
これまでのベンツ・BMWのインプレッションから結論はすでに出ているのですが、その前に番外編をお届けします。
ベンツの方が快適で安全なのは間違い無いのですが、以前BMW7シリーズに乗る機会がありました。
高速道路を300キロ程度走ったのですが、その時初めて「企業の経営者が東京から大阪に出張にいく際に、飛行機でいくか新幹線でいくか、に加えてクルマでいくかを検討」するという言葉を思い出しました。
そうなのです。それ位快適なのです。
長いホイールベース、しなやかな足回り、静粛性の高いボディ、余裕のあるV8エンジンと、東京駅や羽田空港まで行き新幹線や飛行機に乗るよりも、自宅からそのまま東名高速に向かう方が楽な場合もありそうです。
結論
少し話がずれましたが、ブランド比較という観点で「A地点からB地点に安全で快適に移動する手段はベンツが最適」という言葉、私の結論は「正しい」です。
快適
「快適」という言葉の定義は人それぞれですが、今回の定義は「ストレスなく」としました。
ベンツは、常にストレスなく私を移動させてくれます。これは間違いありません。
その分ファンな部分はBMW・ポルシェと比較してありません。
安全
ベンツは世界最古の自動車メーカーであると共に、エアバックなどの安全技術などの特許取得・導入など、これまでのクルマ業界の安全を創ってきたといっても過言ではないメーカーです。
そのDNAは今でも受け継がれており、ベンツ=安全ということはイメージだけでなく、思想の違いというレベルまできていると思います。
コメント
おっしゃる通り、メーカーではなく、車種の違いが大きいですよね。同じセグメントで比較しないと誤解を生みますよね。
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