体験談_1円でも高くクルマを売る方法（個人オークション）

大切に扱ってきた自分のクルマを手放す時、少しでも高く売りたい、と思うのは当然のことかと思います。

今回、私がこれまで実際にクルマを高く売ってきた方法をご紹介します。

個人オークションとは

「オークション」と聞くと、自動車販売の専門家の皆さんが仕入れを行う場所。というイメージが強いと思います。

今回ご紹介するのはそれとは異なる「個人オークション」です。

通常の「オークション」ではなく、皆さんがご自宅の駐車場等で実施する「オークション」のことを言います。

「個人オークション」は特別なものではなく、複数の買取店の方を一斉に集まっていただいて「即決」する方法を言います。

具体的な実施方法（事前調整）

順をおって具体的な実施方法を説明しています。

① 一括査定サイトなどで買取店に買取り依頼を出します。

②電話やメールにて連絡がたくさんきます。

※驚くほどすぐ電話が来ますので、時間に余裕があるときに問い合わせをすることをオススメします。

③各社と査定の時間・場所を調整します。

④ここがポイントです。自分の都合の良い同じ日程を皆さんにお伝えします。

⑤具体的には「◯月△日■時に●●（場所）に来てください。他社さんも含めて一斉にオークションで実施します」と伝えます。

この時点で「個人オークション」を嫌う会社は参加されません。

逆を言うと参加される方は「個人オークションOK」ということなので、当日は一切気を遣う必要はありません。

もちろん。社会人として丁寧な対応をすることは前提です。

具体的な実施方法（当日）

当日実施すること、具体的な説明方法などを記載します。

①各社が集まった時点で当日の説明を行います。

「今日はお集まりいただき、ありがとうございます。この場でオークションを開催します。最高価格を提示して下さった方に販売させていただきます。」

②最低販売金額をお伝えします。

「「●●●万円以上」であれば本日売却をします。その金額に満たない場合は申し訳ありませんが、本日は売却いたしません。」

③各社から順番に金額の提示をいただきます。

「それでは、◯◯社から左（右）回りに、順番に価格の提示をお願いします」

④最終価格が決定

「皆さま今日はお忙しい所お集まりいただきありがとうございました。今回は●●社に売却をさせていただきます。」

⑤●●社と契約等を締結

このような流れで進めていきます。

気を付けること

大きく2点気を付けることがあります

最低販売金額の設定

この金額設定には勇気がいります。

相場より高すぎた場合どなたも金額を提示できず、お忙しい各社を呼んで集まっていただいたのみとなり、来まづい状況に陥ります。

では、どのように最低価格を設定するか。方法を3つ記載します。

①次のクルマを購入するお店で下取り価格を提示していただく。

②カーセンサー・gooなどで販売するクルマと同様のクルマの価格を把握し、その15-20％低い金額を設定する。

③「オークション」結果が確認できるサイトがありますので、そちらを確認して金額を設定する。

買取店との対応スタンス

私も初めて実施する時感じたことですので、皆さんも同じようなことを感じているかと思います。

クルマを高く購入していただきたい各社を一斉に並べて競わせるなんてして良いのだろうか？

誰も金額を提示してくれなかったりはしないか、各社既に知り合いで想定より安い価格を提示されるのではないか、等々。今、皆さん思っていませんか？

この気持ちは当日は捨ててください。

各社はクルマを仕入れる時に「オークション」で仕入れることが多いため、その仕入れ先が「個人オークション」に変わっただけです。

「オークション」と同じ形式で実施すれば問題ありません。

私が初めて実施した際に、売却先・参加店にヒアリングをした所、買取店としても短時間で結論が出るため効率的であるということでした。

私の体験談

私は2回この方法でクルマを売却しています。

1回目

「個人オークション」という方式は知らず、一括買取査定から査定依頼を各社に出しました。

そうした所、1社から「個人オークション」での実施は考えないですか？という提案をいただきました。

その後ネットで調べてみた所、面白そうな方法だなと思ったため、他の買取店にも「オークション方式」で実施したいとお伝えした所、ほとんどの買取店が参加表明をしていただきました。

「個人オークション」当日、これまで記載してきました通りに進行を実施しました。

買取店大手だけに声がけすると、懸念の知り合い同士で調整されるのでは？という懸念があったので、あまり大きくない個店レベルのお店にも参加いただきました。

それが功を奏したのか、大手は早々と金額を提示して退散していきました。

この時はこれが最低価格になったため、最低価格提示には悩まず済みました。

結論「最低価格」の130％程度の金額で売却することに成功しました。

最後2社でかなり競ったため、笑顔が隠せませんでした。

その2社にどうしてそんなに高く提示してくれたのか？と聞いた所、以下が理由でした。

・月の目標達成のために1台欲しかった。多少の赤字でも良かった。

・自分のお店に展示することを想定していたら欲しくなってしまい、最後は赤字覚悟で提示してしまった。

都市伝説のような月末の目標達成のために1台欲しい。なんということが実際にあったことに驚きました。

2回目

1回目が成功に終わったこと、買取店も「個人オークション方式」が嫌では無いということが分かったため、自信をもって2回目に臨みました。

1回目よりは普通なクルマ（国産の人気コンパクトカー）であっため、価格があがるか不安だったのですが、2回目も成功に終わりました。

2回目は、最低販売の120％程度で売却ができました。

最低販売価格の提示は悩みましたが、ここは勇気をもって提示することが大事ということで、ブレずに提示することができたのが良かったのだと思います。

まとめ

「個人オークション方式」での売却は高い値段がつくことがわかったので、皆さまもチャレンジしてみてください。

「気を付けること」に記載したことさえケアすれば、あとは特に問題なく終わりますので、オススメです。