比較 ヒョンデIONIQ5とBMW i4

クルマ
IONIQ5

電気自動車試乗記、第2弾「ヒョンデIONIQ 5」を掲載していきます。

前回試乗記を掲載した「BMW i4 eDrive40 M Sport」と比較をしながら掲載していきます。

結論
  • ヒョンデとは韓国の自動車メーカーであり、旧名称はヒュンダイ

  • ヒョンデは電気自動車を中心に展開しているメーカーであることから、IONIQ5は既存の固定概念から外れた造りをしている。

  • 具体的には、エクステリア・インパネ・シートなどが電気自動車ならではのコンセプトでデザインされている。

  • 走りについても申し分なく、必要以上のスペックを保有。

  • BMW i4と比較するとスポーティな走りという面では対抗できないが、電気自動車らしいクルマと言う点では、BMW i4にも勝っている。

  • 購入にあたっては、メンテナンス体制・クルマ自身の信頼度が検討の中心になる。

ヒョンデとは

「ヒョンデ」というメーカー名に対し、まだ聞き馴染みが薄い方もいらっしゃると思います。

「ヒョンデ」は韓国の自動車メーカーで、2022年に電気自動車をメインとして日本に上陸しています。

韓国の自動車メーカーといえば「ヒュンダイ」が日本では有名ですが、「ヒュンダイ」は2000年に日本市場に参入後、2010年撤退しています。

「ヒョンデ」は、その「ヒュンダイ」が2020年に世界統一で社名を変更した名称であり、実質「旧ヒュンダイ」の日本再上陸ということになります。

IONIQ5

IONIQ5はヒョンデが製造している電気自動車の名称です。

ヒョンデ自身の知名度の低さ、IONIQ5と日本人には記憶・読解・発声しにくい名称であることに加え、IQOS(加熱式タバコ)や女優・歌手のICONIQとも似ており、なんとも覚えにくい名前ではあります。

私も試乗するまで、メーカー名・車種名とも知りませんでした。しかし、クルマ自体は最近見かけるなという印象でした。

エクステリア

早速エクステリアから見ていきます。

この特徴的なライトは「パラメトリックピクセル」という名称でIONIQ5の大きな特徴の1つとなっています。

IONIQ5は電気自動車をメインに提供するヒョンデが制作するクルマらしく、電気自動車ならではのデザインを採用しています。そのため他の電気自動車と比較し、未来感があります

IONIQ5フロントマスク

リアルスタイルもフロントと同じく「パラメトリックピクセル」を採用しており、特徴的なデザインとなています。

独特なスタイリングで、私は好印象を持ちました。ライトを点灯させるとさらに独自性が演出されます。

IONIQ5リアスタイル

インテリア

エクステリアに続き、インテリアも電気自動車ならではのオリジナリティ溢れるデザインとなっています。

インパネは従来の自動車の固定概念に全くとらわれない形となっており、大きなモニターを2つ備えています。このあたりもIONIQ5の特徴となっています。

BMWなど電気自動車とエンジン自動車を併売するメーカーだとここまで思い切ったデザインは採用しにくいかと多います。

最近のメルセデスベンツはモニター中心のインパネを採用していますが、IONIQ5と比較するとまだ既存の概念から抜け出せていない印象があります。

IONIQ5インテリア

車内幅がとても広いです。前回掲載したBMW i4と車幅が大きく変わるわけでは無いのですが、社内幅の広さは歴然としています。

運転席に座りながら助手席のドアに手をかけようとすると、届かないのでは?というほどの広さです。これはランドクルーザーに乗った時と同じような感覚です。

カタログ数値を見るまでは車幅がもっと広いクルマかと思っていました。

また、フロアがフラットであることにも驚きました。日本の軽自動車のような印象です。

ヒョンデのサイトを見ると「快適な居住空間(Living Space)」というテーマで作り込みをされているとのことです。

IONIQ5インテリア

「快適な居住空間(Living Space)」のコンセプト通り、リアシートもゆったりしています。リアシートも電動であり、さらにはリアシートもメモリ機能が付いています

IONIQ5リアシート

リアシートに電源が設置されており、仕事もクルマの中で実施できるようなイメージをIONIQ5はテーマにしているようです。

IONIQ5リアシート

屋根はビジョンルーフというガラス張りの屋根となっていました。室内の広さに加えこのルーフが設置されているため、開放感は抜群です。

ビジョンルーフ

このように様々な特徴を持つIONIQ5ですが、よくよく考えると日本車がこだわってきた部分を徹底して作り込んでいる印象です。

ドイツ車を中心とする輸入車はクルマの走りと安全性を中心として全てのものがデザインされている一方で、日本車は居住空間や収納などの利便性に重きを置いてクルマをデザインして来ました。

IONIQ5は日本車的な発想で作り込んでいるため、ヒョンデというメーカーの知名度・信頼度が向上すれば日本人には受け入れやすいクルマであると思います。

スペック

BMW i4と比較すると、ホイールベースが長いこと、最高出力が低いこと、価格が控えめであるという点が大きな差分かと思います。

不勉強であったため試乗したグレードが明確にならないのですが(すみません)、試乗したクルマの性能で言うと「IONIQ5 voyage」を試乗したと思います。

IONIQ5IONIQ5 voyageBMW i4 eDrive40
全長×全幅×全高(mm)4,635X1,890X1,6454,635X1,890X1,6454785×1850×1455
一充電走行(WLTCモード)498km618km604km
最高出力(ps)170217340
最大トルク(Nm)350350430
ホイールベース(mm)300030002855
車両重量(kg)187019502030
0-100km加速性能5.6
価格(万円)479519842.1

試乗インプレッション

試乗インプレッションをBMW i4と比較しながら掲載していきます。

加速感

その他電気自動車と同じく、アクセルを踏んだ瞬間から加速が始まります。

車重が軽いからでしょうか、カタログスペックでは大きく差分のある、BMW i4と発信加速は変わらない印象です。

中間加速については、1回り以上BMW i4の方が加速感があります。

BMW i4を試乗した際には、あっという間に驚くほどのスピード域に入っていましたが、IONIQ5の場合は同じようにアクセルを踏んでも想定通りなスピード域で走行ができました。

これはあくまでもBMW i4と比較しての話であり、IONIQ5単体としては電気自動車らしく必要十二分にパワフルな加速をします。

剛性感/乗り心地

ボディが緩いと言うことは決して無いのですが、BMW i4と比較するとボディスタイルも異なりますし、車格も少し下がりますので、カッチリ感は少ない状況です。

ボディ形状が異なること、めざしている世界観が異なることから、比較するクルマではありませんが、あえて比較するとそのような印象となります。

一方で、電気自動車らしい「快適な居住空間(Living Space)」をコンセプトとしたクルマとして評価するとこちらも必要十二分な剛性感があると思います。日本車と比較するとカッチリ感はIONIQ5の方があると思います。

IONIQ5フロア

電子制御の是非

BMW i4の試乗期に「アイコニック・サウンド・エレクトリック」と言う機能について触れ、賛否両論あるなと思いましたが、ICONIQ5においても電子制御について感じることがありました。

それはドライブアシストです。完全自動運転を意識しての開発途中な機能なのだと想像するのですが、運転中に常時ステアリングサポートが入ります。機能オフにできるのかは未確認です。

車線を外れたり、ステアリング操作を誤ったりすると警告する機能は今のクルマではあたり前の機能となりますが、IONIQ5のドライブアシストは常時ステアリング修正をしてくれるため、思いもよらない所で手のひらにブブッと信号が送られてきます。

私自身はただ直進をしていると認識しているシーンでも修正が入るため、慣れるまでは煩わしいと思うことがあるかと思います。

BMW i4といい、IONIC5といい、まだ電気自動車は発展途中の過渡期かなと思わせることが多いように思います。

BMW i4

まとめ

ヒョンデ IONIC5、スタイリング・内装の広さをはじめ、電気自動車ならでは感を大きく感じるクルマでした。

スポーティな走りという面ではBMW i4に対抗はできませんが、その他の部分では未来を感じる素晴らしいクルマであり、BMW i4と比較しても満足度が高いクルマだと思います。

あとは、メーカーのメンテナンス体制、クルマの信頼度に対しての安心感をどう捉えるかが検討の中心に来ると思われます。

IONIQ5

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