「映画ちいかわって、子どもには怖いの?」
『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』について、「怖いらしい」と聞いて、子どもと観に行って大丈夫なのか気になっている方もいると思います。
実際に子どもと一緒に観に行った私の感想を先に言うと、私は「怖かった」です。
ただし、同じ映画を隣で観ていた子どもの感想は、まったく違いました。
上映中は何度も声を上げて笑い、大好きなうさぎの動きに大喜び。映画が終わったあとは「また観に行きたい!」と大興奮していました。
一方、私はエンドロール後の最後のシーンを観て、それまでとはまったく違う気持ちになりました。
この映画で一番印象に残ったのは、「怖かったか、楽しかったか」以上に、同じ映画を観ても親と子でこんなに感じ方が違うんだ、ということでした。
この記事では、実際に親子で観た『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』について、子どもの反応と親の感想を中心に紹介します。後半では結末にも触れるため、途中からネタバレがあります。
先に結論|子どもは大笑い、親は最後に「怖い」と感じた
我が家の場合、子どもは映画をかなり楽しんでいました。
途中で何度も笑い、大好きなうさぎが動くたびに喜び、上映後には「また観に行きたい!」。
少なくとも我が家では、子どもにとっては「怖い映画」というより、ちいかわたちが活躍する楽しい映画だったようです。
ところが私は違いました。
エンドロール前までは、「キャラクターそれぞれの個性がよく出ているし、面白い映画だったな」と思っていました。
可愛い場面も多く、途中で何度も笑い、体感としては「あっという間に終わった」という感じです。
ところが、エンドロール後。
最後のシーンを観たことで、映画全体の印象が変わりました。
私が感じたのは、怖い映像がずっと続くという怖さではなく、物語の意味を考えるほど、あとから少し怖くなるような感覚でした。
『人魚の島のひみつ』はどんな話?
物語は、ちいかわたちが「討伐」という仕事の報酬の良さに惹かれ、島を訪れるところから始まります。
そこで出会うのが、ヒトハとフタバ、そしてセイレーンと人魚たちです。
最初から単純に「こちらが味方、こちらが敵」と分かれているわけではありません。物語が進むにつれて、討伐する側、される側、それぞれの事情が見えてきます。
ちいかわ、ハチワレ、うさぎをはじめ、いつものキャラクターたちの個性もしっかり出ていました。
特に我が家の子どもはうさぎが大好き。うさぎらしい動きをするたびに喜んだり笑ったりしていました。
そして、個人的には島二郎もかなりいい味を出しているキャラクターでした。
シリアスな物語の中でも、ちいかわらしい可愛さや笑いがたくさんあり、途中までは親子で同じように楽しんでいました。

映画館に並ぶちいかわたちのビジュアル。観る前から子どもの気分も高まっていました。
子どもは何度も笑って「また観たい!」
「ちいかわ映画は怖いらしい」と聞くと、子どもと観に行って大丈夫なのか心配になる家庭もあると思います。
ただ、今回あらためて感じたのは、大人が感じる怖さと、子どもが感じる楽しさは必ずしも同じではないということです。
我が家の子どもは上映中、何度も声を上げて笑っていました。
大好きなうさぎの動きにも大喜び。
終わったあとの第一声も「怖かった」ではなく、「また観に行きたい!」でした。
もちろん、怖がり方や物語の受け止め方は子どもによって違います。
ただ、「怖いと言われている=子どもが楽しめない映画」と単純に考える必要はないのだと思います。

ちいかわたちのキャラクタービジュアルが並ぶ映画館。子どもにとっては、上映前から映画体験が始まっていました。
【ここからネタバレ】私が「怖い」と感じたのはエンドロール後
ここからは物語の結末に触れます。
まだ映画を観ていない方で、結末を知りたくない場合は、鑑賞後に読んでください。
私自身、エンドロール前までは子どもとほぼ同じ感覚でした。
「面白かったね」「みんな可愛かったね」「もう一度観てもいいね」。
そんな気持ちでした。
ところが、エンドロール後の最後のシーンに、全部持っていかれたような感覚がありました。
あのシーンを観た瞬間、怖いというより、何とも言えない複雑な気持ちになりました。
映画を観終わったあとも、ずっと考えてしまいました。
セイレーンだけが被害者なのか?ヒトハとフタバだけが悪いのか?
私が一番引っかかったのは、「結局、誰が悪かったのだろう?」ということでした。
もちろん、ヒトハとフタバがしたことを「悪くない」とは思いません。
ただ、元をたどれば、「そもそもの原因を作ったのはセイレーン側なのでは?」とも感じました。
セイレーン本人がそれを自覚しているかどうかとは別に、その出来事があったからこそ、ヒトハとフタバの行動につながっていく。
そう考えると、ヒトハとフタバだけを一方的に責めるのも違うような気がしました。
一方で、セイレーン側も大切なものを失っています。ヒトハとフタバにも失ったものがある。
どちらか一方を単純に「悪者」にすれば終わる物語ではない。
そこが、この映画の一番怖いところなのかもしれません。
映画のあと、子どもと何度も結末について話した
映画が終わってから、子どもともこの結末について何度か話しました。
「どっちが悪かったんだろうね」
「どうすればよかったんだろう」
大人の私が感じていることと、子どもが感じていることは少し違います。
それでも話していくうちに、我が家では最終的に、「お互いが悪いことをしたのだから、仕方ない部分もあるよね」というところに落ち着きました。
もちろん、それがこの映画の「正解」だとは思いません。
むしろ、正解が一つではないからこそ、観終わったあとに話したくなる。
そこまで含めて、この映画の面白さなのだと思います。
「子ども向け映画」とだけ考えて行くと少し違うかもしれない
最後のシーンまで含めて考えると、私はこの作品を単純に「子ども向け映画」とは言いにくいと感じました。
でも、それは「子どもに見せない方がいい」という意味ではありません。
我が家では、子どもはとても楽しんでいました。そして親の私は、映画を観たあとまで考え続けました。
子どもはキャラクターの可愛さや動きで楽しみ、大人は物語の背景や登場人物の選択について考える。
親子で同じ映画を観ているのに、見えているものが少し違う。
この違い自体が、親子で映画を観る面白さなのかもしれません。
エンドロールが始まっても席を立たない方がいい
これから観に行く方に一つだけ伝えておきたいことがあります。
エンドロールが始まっても、最後まで観ることをおすすめします。
私にとって、この映画の印象を大きく変えたのはエンドロール後でした。
あのシーンを見るかどうかで、作品を観終わったあとの感覚はかなり変わると思います。
ちいかわたちの可愛さはしっかり楽しめる
ここまで「怖い」「複雑」と書いてきましたが、映画全体が暗いわけではありません。
ちいかわたちそれぞれのキャラクターがしっかり描かれていて、何度も笑いました。
可愛くてほっこりする場面もたくさんあります。
うさぎ好きの我が家の子どもは、とにかくうさぎに夢中。
そして島二郎も、個人的にはかなり印象に残りました。
だからこそ、映画があっという間に感じられたのだと思います。
楽しい、可愛い、面白い。
その上に、最後に少し重たい問いを残していく。
それが、我が家が『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』を観て感じたことでした。

ちいかわ・ハチワレ・うさぎのIMAXビジュアル。好きなキャラクターを見つけるだけでも、子どもは楽しそうでした。
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よくある質問
映画ちいかわは子どもには怖いですか?
我が家の子どもは何度も笑い、上映後には「また観たい!」と言っていました。一方、親の私はエンドロール後の展開をかなり怖く感じました。怖さの感じ方は年齢や性格によって違うと思います。
ちいかわ好きの子どもは楽しめますか?
我が家の場合はかなり楽しんでいました。特に好きなキャラクターが動く場面では何度も喜んでいました。
エンドロール後に映像はありますか?
あります。私にとっては映画全体の印象を変えるほど重要なシーンでした。最後まで席を立たずに観ることをおすすめします。
親子で観る価値はありますか?
私はあると思います。映画そのものだけでなく、観終わったあとに「誰が悪かったのか」「どうすればよかったのか」を親子で話す時間まで含めて、印象に残る体験になりました。
まとめ|怖かった。でも、親子で観てよかった
『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』を観た私の感想は、「怖かった。でも、面白かった」です。
そして子どもの感想は、「また観に行きたい!」でした。
同じ作品を一緒に観たのに、こんなにも感じ方が違う。
でも映画のあとに、その違いについて親子で話すことができた。
それが今回、一番印象に残ったことでした。
Netflixなどの配信で観られるようになったら、今度は最初から結末を知った状態で、もう一度観てみたいと思っています。
きっと、一回目とは違うものが見える気がします。
Lifestyle Field Note|同じ体験でも、親と子には違う景色が見えている
家族で同じ場所へ行き、同じ映画を観て、同じ時間を過ごしても、感じていることまで同じとは限りません。
今回の映画では、子どもはたくさん笑い、「また観たい」と言いました。
私は最後のシーンが頭から離れず、ずっと考えていました。
どちらが正しいということではありません。
「どうだった?」と聞いてみることで、初めて相手が見ていた景色を知ることができる。
映画館で過ごした時間以上に、帰ったあとに交わした会話が、家族の記憶として残る。
そんなことを感じた一日でした。


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