
レクサスNXを購入候補にすると、気になるのが「大きすぎないか」という点です。車幅だけでなく走りも含めて選ぶならNX350・NX350h・NX450h+の3台試乗比較も参考になります。
全幅は1,865mm。実車を初めて見た私も、正直に言えば「意外と大きい」と感じました。
ただ、NX450h+を実際に運転し、普段使う駐車スペースまで確認してみると、印象は少し変わりました。
外から見ると大きい。でも運転席では数字ほど大きさを意識しない。
これが今回の結論です。
一方で、最小回転半径は5.8m。狭い場所で向きを変えたときには、もう少し小回りが利けばいいのに、と感じる場面もありました。
この記事では、カタログの寸法だけでは分からないNXのサイズ感を、実際にNX450h+ version Lへ家族で試乗した体験からまとめます。
NX450h+の静粛性、加速、乗り心地、家族の反応まで含めた全体評価は、レクサスNX450h+の総合試乗レビューで詳しくまとめています。F SPORTの実際の乗り心地や後席の印象は、NX F SPORTの乗り心地レビューで確認しています。
レクサスNXのサイズは全幅1,865mm
2026年8月に私が試乗したNX450h+ version Lは、全長4,660mm、全幅1,865mm、全高1,660mm、ホイールベース2,690mm。最小回転半径は5.8mです。
全長4.66mなので、5m級の大型SUVではありません。
一方、気になるのはやはり1,865mmという車幅です。
車幅上限が1,850mmと明記された駐車場には、全幅1,865mmのNXは規格上適合しません。機械式駐車場は幅だけでなく全高や重量などの条件もあるので、使う駐車場の規格を確認する必要があります。
都心部では車幅1,850mm前後を目安とする駐車場もあり、NXは駐車場によって制限を受ける可能性があります。
なお、2026年9月に発表された新型NXのプロトタイプも全幅は1,865mmのままです。全長は4,690mmへ30mm伸びる予定ですが、「NXは幅1,865mm」という悩みは新型でも残ります。

実車を見ると「意外と大きい」。でもCX-60ほどの圧迫感はなかった
NX450h+を目の前で見たとき、最初に感じたのは「思っていたより大きいな」ということでした。
写真で見ていたときよりもボディに存在感があります。
ただ、少し前に試乗したCX-60ほど「大きなクルマが目の前にある」という圧迫感は感じませんでした。
この違いは、数字だけを並べても分かりにくいところです。
CX-60は長いノーズを含めて、クルマ全体が大きく見える印象が強くありました。一方のNXも決して小さくありませんが、私にはもう少し凝縮して見えました。
つまり、全幅1,865mmという数字から想像する大きさと、実際に見たときの印象は少し違ったということです。

運転席に座ると、数字ほど大きく感じなかった
さらに印象が変わったのは、運転席に座ってからでした。
外からは「意外と大きい」と思ったのに、運転するとそれほど身構えません。
前方視界は良く、Aピラー周辺の見切りにも大きな不安を感じませんでした。
また、CX-60やGLCと比べると、車内の横方向も私には少しコンパクトに感じました。
実際の全幅が小さいという意味ではありません。
ドライバーの周囲にクルマが適度に収まっている感覚があり、それが運転時の安心感につながったという印象です。
NXのサイズを判断するときは、「外から見た大きさ」と「運転席から感じる大きさ」を分けて考えた方がいいと思います。

普段使う駐車スペースには問題なく収まった
試乗では、普段使っている駐車スペースにも実際に入れてみました。
結果として、駐車そのものに問題はありませんでした。
ここでも印象的だったのが、CX-60との差です。
CX-60も同じスペースには入りましたが、クルマを降りて外から見ると、かなりスペースいっぱいに車体が詰まって見えました。
NXでは、そこまで強い圧迫感はありませんでした。
もちろん、これは私が普段使っている駐車環境での結果です。
重要なのは、カタログを見て「1,865mmなら大丈夫だろう」と判断するのではなく、購入前に実際に使う駐車場の幅を確認することだと思います。
特に車幅上限が1,850mmと明記された機械式駐車場では、NXの全幅1,865mmは規格上適合しません。
逆に十分な幅が確保されている平置き駐車場などであれば、「1,865mmだから大きすぎる」と数字だけで候補から外す必要もないと感じました。

取り回しは良好。ただし小回りは少し気になった
運転していて好印象だったのがステアリングです。
低速では軽く扱いやすく、車体サイズの割に動かしやすく感じました。
その一方で、小回りについては少し気になりました。
NXの最小回転半径は5.8mです。
狭い場所で向きを変えたとき、CX-60やGLCと比べても「もう少し小さく回ってほしい」と感じる場面がありました。
ここは、運転しやすいことと、小回りが利くことは同じではないと考えた方が分かりやすいと思います。
NXは視界が良く、ステアリングも扱いやすかった。そのため普段走っていると大きなSUVを動かしている負担はそれほど感じません。
しかし、限られたスペースで大きく向きを変える場面では、5.8mという最小回転半径を意識する可能性があります。
以前、数字だけでポルシェ・マカンとNXのサイズを比較したときも、NXの最小回転半径5.8mが気になっていました。
実際にNX450h+へ乗ったあとも、この点については「やはり一度、自分が使う環境で確認した方がいい」という考えは変わりませんでした。
カメラは助けになる。ただ、最初は操作に少し慣れが必要だった
NXには駐車や車両周囲の確認を支援するカメラ機能があります。
大きなクルマでは、こうした機能は安心材料になります。
ただ、今回の短時間の試乗では、私は表示方法や操作方法に少し慣れが必要だと感じました。
性能が悪いという意味ではありません。
これまで試乗してきたクルマとは表示や操作の考え方が違ったため、初めて触ったときには少し戸惑ったという程度です。
NXを購入するなら、車幅そのものだけでなく、カメラを自分が自然に使えるかまで試乗で確認すると、日常での扱いやすさをより判断しやすいと思います。
レクサスNXは大きすぎるのか?
私の結論は、「小さいクルマではない。でも、大きすぎるから候補から外すクルマでもない」です。
全幅1,865mmなので、駐車場の制約は確実に確認する必要があります。最小回転半径5.8mも、狭い場所では気になる可能性があります。
ただ、実際にNX450h+を運転すると、外から見た印象ほど大きさを意識しませんでした。
前方視界が良く、ステアリングも扱いやすい。普段使う駐車スペースにも問題なく収まりました。
私の場合、NX450h+を候補から外す理由はサイズではありませんでした。
むしろ試乗後に残ったのは、「この大きさなら日常でも使えそうだ」という印象です。
NXを検討していてサイズが不安なら、カタログの1,865mmだけで判断せず、可能であれば実際に使う駐車環境や、狭い場所での取り回しまで試してから決めることをおすすめします。
FAQ
レクサスNXの車幅は何mmですか?
今回試乗した従来型NX450h+の全幅は1,865mmです。2026年9月に発表された新型NXのプロトタイプも全幅1,865mmとされています。
レクサスNXは大きく感じますか?
実車を外から見たとき、私は「意外と大きい」と感じました。ただ、運転席に座ると視界が良く、数字から想像したほど大きさを意識しませんでした。
NXは1,850mm制限の機械式駐車場に入りますか?
車幅制限が1,850mmなら、全幅1,865mmのNXは適合しません。また、機械式駐車場では車幅以外に全高や重量などの条件もあるため、利用する施設ごとの規格確認が必要です。
NXの最小回転半径は?
5.8mです。今回の試乗でも、通常の運転では扱いやすかった一方、狭い場所で向きを変えた際には小回りが少し気になりました。
NXは駐車しにくいですか?
私が普段使っている駐車スペースでは問題なく駐車できました。外から見てもCX-60ほど「スペースいっぱい」という印象はありませんでした。ただし、駐車環境によって条件は異なります。

