レクサスNXとマツダCX-60。
私は家族で、NX450h+ version LとCX-60 3.3Lディーゼル Premium Sportsをそれぞれ試乗しました。
結論から言うと、我が家ならNX450h+を選びます。
特に違ったのは、運転したときの大きさの感じ方と、家族で乗ったときの快適性でした。
CX-60は外から見ても、運転しても大きく感じる。一方のNXは外から見るとそれなりに大きいのに、運転すると意外にコンパクトです。
なお、今回のNX450h+はPHEV、CX-60は3.3Lディーゼルです。同じパワートレイン同士の性能比較ではなく、実際の購入候補として乗った2台を比較しています。
NX450h+そのものの評価は、「レクサスNX450h+試乗レビュー」で詳しくまとめています。
CX-60 3.3ディーゼルの試乗全体については、「CX-60 3.3ディーゼル試乗レビュー」で詳しくまとめています。
NXとCX-60はどちらが大きい?
| NX450h+ | CX-60 | |
|---|---|---|
| 全長 | 4,660mm | 4,740mm |
| 全幅 | 1,865mm | 1,890mm |
| 全高 | 1,660mm | 1,685mm |
| ホイールベース | 2,690mm | 2,870mm |
| 最小回転半径 | 5.8m | 5.4m |
CX-60はNXより全長が80mm、全幅が25mm大きく、ホイールベースは180mm長くなっています。
ただ、実際に2台へ乗ると、私は数字以上の差を感じました。
CX-60は外から見ても、運転しても大きく感じた
CX-60を見て最初に感じたのは、「大きい」ということでした。
特に印象を左右しているのが長いフロントノーズです。
外から見ても前後方向に伸びやかで、普段使う駐車スペースへ入れたときも、かなり車体がいっぱいに収まっているように見えました。
そして運転席に座っても大きい。
前方に長いボンネットが見えるため、「大きなクルマを運転している」という感覚がかなりあります。
これはNXとは明確に違いました。

CX-60は長いノーズによって、外から見ても運転席から見ても大きく感じました。
ただ、この長いノーズはCX-60の格好良さでもあります。
私は特にフロントから斜め前の姿が好きです。堂々としていて、CX-60らしいプロポーションがあります。
リアは個人的にはフロントほど好みではありませんが、CX-60は「大きく見えること」自体がデザインの魅力にもなっていると感じました。
NXは外から見ると大きい。でも運転するとコンパクトに感じた
NX450h+も、最初に実車を見たときは「意外と大きい」と感じました。
全幅1,865mmなので、小さなSUVではありません。
ところが運転席へ座ると印象が変わります。
CX-60とは逆に、NXは運転するとコンパクトに感じました。
前方視界がよく、長いノーズを意識しないため、車体の大きさをつかみやすい。
今回比較しているCX-60やGLCよりも、車内の横方向が少しコンパクトに感じられたことも、私にはむしろ安心感につながりました。

全幅1,865mmですが、運転席では外から見た印象よりコンパクトに感じました。
普段使う駐車スペースにも問題なく収まり、外から見たときもCX-60ほど「いっぱい」という印象はありませんでした。
NXの車幅や実際の駐車時の感覚については、「レクサスNXは大きすぎる?車幅1,865mm・駐車場・取り回しを実車で確認」で詳しくまとめています。
デザインは方向性が違う。私はどちらもかっこいいと思った
デザインは、2台の性格の違いがそのまま表れています。
CX-60は長いノーズと堂々としたフロントが魅力です。
一方のNXは、一部分のインパクトというより、フロント、サイド、リアまで含めた全体のまとまりがいいと感じました。
CX-60はフロントから斜め前が特に格好いい。
NXはトータルで格好いい。
私はそんな違いを感じました。
CX-60の長いノーズは取り回しでは大きさを意識させますが、デザインでは逆に魅力になっています。


長いノーズが印象的なCX-60と、全体のまとまりを感じたNX。デザインの方向性もかなり違います。
乗り心地は、我が家ではNX450h+が明確に合った
2台で最も大きな差が出たのは、家族で乗ったときでした。
CX-60では、単純な硬さよりも細かな上下方向の動きが続く感覚が気になりました。
試乗を続けるうちに、家族3人とも気分が悪くなりました。
NX450h+では、この反応がありませんでした。
後席では眠くなるほどリラックスしていて、私自身もCX-60で感じたような細かな上下動の連続は気になりませんでした。
購入候補として2台を比べたとき、これは非常に大きな差です。
CX-60で実際に感じた揺れと車酔いは、「CX-60|家族で感じた揺れ・振動・車酔い」で詳しくまとめています。
静粛性はNX450h+がかなり印象的だった
静かさでもNX450h+が強く印象に残りました。
発進時はモーターだけで静かに動き出し、途中でエンジンが始動しても、その瞬間を強く意識しません。
モーターからエンジンへの移行がとても自然でした。
CX-60の3.3Lディーゼルでは、停車中にもシートを通じてエンジンの振動を感じました。
私は日常で乗るなら、NX450h+の静かさに大きな魅力を感じます。

モーター走行からエンジン始動への自然なつながりは、NX450h+で特に印象に残りました。
NX450h+のEV走行とエンジン始動については、「NX450h+は本当に静か?家族で乗って驚いたEV走行とエンジン始動の自然さ」で詳しく紹介しています。
取り回しは体感と数字が逆だった
NX450h+は低速でステアリングが軽く、全幅1,865mmという数字から想像するより扱いやすく感じました。
CX-60では長いノーズの存在もあり、運転中も大きなクルマを動かしている感覚があります。
ところが最小回転半径は、CX-60が5.4m、NXが5.8m。数字ではCX-60の方が小回りが利きます。
それでも試乗時のCX-60では、前の長さが気になって車体の先端を意識しすぎたためか、小回りが利くはずなのに狭い場所でうまく曲がれず、切り返しが必要になりました。
ただ、これは初めて乗った試乗時の感覚です。CX-60の車体感覚や長いノーズに慣れてくれば、5.4mという最小回転半径を生かして、もっとスムーズに扱える可能性はあると思います。
NXでも狭い場所では「もう少し小さく回ってほしい」と感じています。
CX-60は大きく感じるのに最小回転半径は小さい。NXはコンパクトに感じるのに最小回転半径は大きい。
実際に乗ると、車幅や最小回転半径だけでは分からない違いがありました。

CX-60は大きく感じましたが、最小回転半径の数値はNXより小さい5.4mです。
家族で選ぶなら、我が家はNX450h+を選ぶ
2台を家族で乗った結果、我が家ならNX450h+を選びます。
NX・X-Trail・CX-60の3台比較では、家族で乗った印象まで含めて3車をまとめて比べています。
\n決め手は、家族全員が自然に乗っていられたことでした。
CX-60では家族3人とも揺れの影響を受けました。
NX450h+ではそれがなく、さらに静粛性、モーター加速、前方視界、運転中のコンパクト感まで含めて、日常で使う姿を想像しやすかったです。
一方、CX-60の長いフロントノーズと堂々としたスタイルには、NXにはない格好良さがあります。
私が2台を比べて最終的に重視したのは、「どちらのスペックが上か」ではなく、「どちらなら家族が気持ちよく乗っていられるか」でした。
その答えがNX450h+でした。
FAQ
レクサスNXとCX-60はどちらが大きい?
CX-60です。CX-60は全長4,740mm・全幅1,890mm、今回試乗したNX450h+は全長4,660mm・全幅1,865mmです。実車でも、長いフロントノーズを持つCX-60の方が大きく感じました。
運転するとNXとCX-60はどちらが大きく感じる?
私はCX-60の方がかなり大きく感じました。長いボンネットを運転席から意識します。一方、NXは外から見ると大きいものの、運転すると意外にコンパクトに感じました。
NXとCX-60はどちらが小回りが利く?
最小回転半径はCX-60が5.4m、NXが5.8mなので、数値ではCX-60です。私の試乗ではCX-60の長いノーズが気になり、数値ほど小さく回れる感覚はありませんでしたが、車体感覚に慣れれば印象は変わる可能性があります。
NXとCX-60では乗り心地に違いがあった?
我が家では大きく違いました。CX-60では家族3人とも細かな上下動の影響を受け、試乗中に気分が悪くなりました。NX450h+では車酔いせず、後席でもリラックスして乗れました。

